2026年6月18日 原口鶴子さん生誕140年

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2026年6月18日は、日本女子大学の学生のみなさんの大先輩である心理学者原口鶴子さん(1886年6月18日生:1886年–1915年)の生誕140年にあたります。

原口さんは、日本女子大学校で実験心理学を学んだ後、コロンビア大学に留学し、日本人女性として初めて心理学でPh.D.を取得した先駆的研究者です。

現地では、試行錯誤の研究などで知られる心理学者エドワード・ソーンダイクのもとで学びました。

精神作業と疲労に関する研究は、当時としては先進的で、アメリカでも関心を集める重要な業績でした。

Tsuru Arai, Mental Fatigue、1912年 (Forgotten Books社の「Classic Reprint」シリーズで今でも出版されています。新井は原口さんの旧姓)

「心的作業及び疲労の研究(1914)」Tsuruko Haraguchi (1886-1915), Public domain, via Wikimedia Commons

原口さんは帰国後も研究と執筆を続けましたが、1915年、わずか29歳で結核により亡くなります。

その生涯は決して長いものではありませんでした。

しかしながら原口さんの歩みは、日本の心理学の黎明期と、女性が高等教育に挑戦しはじめた時代の両方を象徴するものでもあります。

   

   

本学の名誉教授・本間道子先生が、以下のコラムでその足跡をご紹介してくださっています。

日本初の女性文学博士(Ph.D)原口鶴子:心理学の先駆者として ①
日本初の女性文学博士(Ph.D)原口鶴子:心理学の先駆者として ②
日本初の女性文学博士(Ph.D)原口鶴子:心理学の先駆者として ③
日本初の女性文学博士(Ph.D)原口鶴子:心理学の先駆者として ④

    


また、その研究の功績については、竹内龍人先生がコラムと論文で紹介されています。

日本人女性初のPh.D. 取得者 原口鶴子による先駆的な研究とは?

竹内・橋本・本間・吉本 (2026) 原口鶴子(Tsuru Arai)による心的疲労の研究~日本人女性初のPh.D. 取得者による先駆的な実験の分析~. 日本女子大学紀要 人間社会学部・国際文化学部, 36, 31-49.

           

映画にもなりました!

心理学者 原口鶴子の青春 100年前のコロンビア大留学生が伝えたかったこと、2010 ‎ (有)テス企画


本学で学び、世界へと歩み出た一人の先輩の姿に、ぜひ触れてみてください。

帰国後、自宅書斎にて、28歳ごろ、『心理研究』47号(1915年)巻頭写真より