中級演習 卒論アイディア発表会(青木ゼミ)

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3年生のゼミでは、12月17日に「卒論アイディア発表会」しました。これはゼミ生全員が、現段階での卒論についてのアイディアをパワーポイントにまとめて発表し、それに対して教員や他のゼミ生がコメントするというものです。これまでゼミの中で行ってきた、前期の専門書の輪読や事例検討や、後期に入ってからの各自が興味ある論文を探してレポートする体験の中から、「こんなことを考えています」というイメージを出し合っていきます。

      

この時期に、まだそれほど具体的で明確である必要はなくて、むしろあいまいなイメージをあえて言葉にしてみることや、それに対して他者のフィードバックをもらうことで、より明確になったり、新たな可能性が見えて来ることが大切だと考えています。 

   

和やかな中にも多様な意見が出される中、発表の内容は様々で、現時点ではざっくりとしている場合もあれば、かなり具体的に考えられている場合もあり、また心理学の先行研究の流れに沿った内容もあれば、独創的な着想のある内容があったりで、教員自身も聞いていて楽しく、また刺激を受けました。ゼミ生の感想では、「他のゼミ生の発表を聞いて視点が広がりました」「自分は頭が固いと思いました。もっと自由に考えようと思います」「想定したテーマは意外に実現が難しいことがわかったので、よく検討しなければと思いました」「難しそうだけどぜひこのテーマでやってみたいのでがんばります」「皆さんのフィードバックをもらって、漠然としていたテーマが少し具体的になりました」など、様々な声が聴かれました。

   

これから今回の体験を踏まえて、4年生時の卒論作成に取り組みます。山あり谷ありですが、どんな景色が見えてくるか、一人一人の歩みを大切にしたいと思います。