石井ゼミ(中級演習7:3年生)の様子
中級演習7・石井ゼミの後期では、前期に講読した社会心理学・宗教認知科学領域の研究論文をもとに、学生がグループで追試研究に取り組みました。本年度は2つのグループができ、それぞれ「内集団ひいきの発生メカニズム(評判維持仮説)の検討」と「宗教プライミングの効果の検討」をテーマに研究を頑張りました。
近年の心理学では、再現性の危機や信頼性革命と呼ばれる議論が進み、研究の再現可能性や透明性を重視した新たな研究慣行の重要性が指摘されています。本演習では、こうした状況を踏まえ、独創的な研究結果を得ることよりも、先行研究に基づいた適切な研究手続きの理解と実践を重視しています。そして最終的には、各グループが取り組んだ研究内容を「プレ卒業論文」としてまとめることで、卒業論文作成に必要な基礎的スキルの習得も目指しました。
毎回は、各グループが研究目的や仮説を確認し、実施上の課題、得られたデータの扱いについて検討を重ねました。特に、自分たちで調査・実験の材料を作り、データを取って、分析するという体験は初めてだったので、このやり方で良いのかとグループメンバーと相談しながら進めていました。こうした過程を通じて、研究は個人作業ではなく、他者との議論や相互確認を通じて精緻化されていくものであることを学んでもらえたかと思います。
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*データに対する分析計画を練り、統計的分析の結果を解釈する作業はホワイトボードに書き出しながら皆で考えました。
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