心理演習の授業風景:初めてのロールプレイ体験

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心理演習は、カウンセリングや支援の基本を体験的に学ぶ授業です。公認心理師の資格取得を考えている学生が履修しており、インテイク面接、心理検査場面、カウンセリング場面など多様な場面や対象を想定し、さまざまな事例を通して、対象の方との関わりを学んでいます。カウンセラーとしての応答を6つの要素に分けて考えたり、実際にカウンセラー役やクライエント役になって、ロールプレイも行います。

 
第9回の授業では、初めてのロールプレイを体験しました。はじめに、具体的な事例のカウンセリングのやり取りを文章で読み、最後の応答だけを自分で考えてもらいます。その後にカウンセラー役とクライエント役、観察者に分かれて、そのやり取りを声に出して体験してもらいました。学生の皆さんは、カウンセラー、クライエント役になりきって真剣に行っていました。

授業後のリアクションペーパーには、

「文字で読んでいた時と実際に言葉でやり取りとするのでは、クライエントに対する感じ方が全然異なることに驚いた」
「クライエントの焦りや絶望感が伝わってきて、共感の重要性に気づいた」

という感想が多く書かれていました。

また、クライエント役をやってみて、

「共感の大切さを実感できた」
「質問は共感の後にしてもらう方が入ってきやすい」

といった、クライエントの経験をしたからこその気づきも書かれていました。

 
実際にやってみて、うまくできなかったことに直面したり、自分の癖に気づいた学生さんも多かったですが、ロールプレイは今の自分の課題や癖に気づくことも大切な学びです。対人援助の仕事は、知的な理解だけでなく、体験を通して自分自身の課題に気づき受け入れていくことが重要です。学生の皆さんにとって、そうした学びの第一歩になったのではないかと思います。