心理学統計法のある日の授業風景

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今回は1年生の必修科目 心理学統計法の授業風景を紹介します。

データのまとめ方、記述統計から始まった本科目ですが、(推測統計に話は進み)母集団・標本、統計的仮説検定の考え方を経て、この日は平均値の比較と分散分析を習いました。推測統計に入ってから話は一気に抽象的になり、皆さんの頭の中が「?」でいっぱいになっています。でもなんとか理解しようと頑張っている様子も伝わってきます。

授業では様々な例題を用いながら、「帰無仮説、対立仮説は何かな?帰無仮説が正しければ、どのような確率分布に従うのかな?帰無仮説の採択域、棄却域はどこかな?検定統計量を求めよう!算出した検定統計量から仮説の採否判断をしよう!」と統計的仮説検定の手順を何度も繰り返していきます。加えて、自分でエクセルを操作しながら、標本の平均値、標本の分散、母分散の推定値、標準誤差、検定統計量などを算出していきます。

学生さんのコメントを見てると、「最初は何が何だか分からなかったのが、何度も繰り返すうちに少し分かってきた」、「数値の算出に慣れてきた」など少しずつ理解が深まっているみたいです。一方で「検定は難しい」「先生の指示があればできるけど、自力で検定統計量を算出できるか自信がない」、「試験が心配」と不安を感じている声も聞かれました。

難しい授業だけど、残りもあと数回!がんばろうね!