ある日のゼミの様子(伊村ゼミ)

特別演習(4年生)は、卒論に全力投球!
この日は、卒業研究の進捗発表会をおこないました。
私たちのゼミでは、希望者はラットを対象にした認知実験に挑戦できます。
今年のテーマは「ラットは相手との不公平さを感じるのか?」。
実験では、ラットが選べる2つの部屋を用意しました。
「Both Reward」:自分も相手もごほうびをもらえる部屋
「Own Reward」:自分だけがごほうびをもらえる部屋
ラットはどちらを多く選ぶのでしょうか?
「不公平さ」に敏感なのかどうか、行動から探っています。結果が楽しみですね!
中級演習(3年生)は、論文を読みながら考える
この日は、京都市動物園で「KYOTO STEAM -世界文化交流祭-prologue 」の一環としておこなわれた「アート×サイエンス IN 京都市動物園 アートで感じる?チンパンジーの気持ち」を紹介した論文を読みました。
チンパンジーのために制作された映像を見せたとき、彼らはどんな反応を示すのか?
アイトラッカーを使って視線の動きを調べ、人と比較した研究です。
・ヒトとチンパンジーでは、見ている場所がはっきり違う
・ヒトは映像を見るときに画面の中心を見がち
・チンパンジーは単なる派手な部分につられて見るわけではない
という発見がありました。
実際の映像はこちらでも見られます!
👉 YouTube: チンパンジーは映像をどう見る?
引用文献
狩野文浩, 佐藤侑太郎, & 山梨裕美. (2021). チンパンジーはどのように動画をみるか: 京都市動物園におけるアート× サイエンスの試み. 動物心理学研究, 71(1), 13-26.
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