2024年度心理学科の会「お菓子で錯視」企画実施中①

クッキーデルフープ撮影風景.jpg

2024年度の日本女子大学心理学科の会では、現在、「お菓子で錯視」という企画を実施中です。

出来上がった錯視の数々はパネルにして、9/14~16に、日本女子大学心理学科の会が日本視覚学会2024年夏季大会との共催で行う企画展示「実験室の外の知覚心理学」でお披露目します!

「お菓子で錯視」で錯視になったたくさんのお菓子たち。写真に写っている以外に、マカロンやエクレア、タルトなども錯視に!

可愛いお菓子を使って、ミュラーリヤー錯視、エビングハウス錯視、ツェルナー錯視、ポンゾ錯視、変形ポンゾ錯視、垂直水平錯視、カフェウォール錯視、市松模様錯視、ポッケンドルフ錯視、ヘルムホルツの正方形、オッペル・クント錯視、ジャストロー錯視、デルブーフ錯視、へリング錯視、主観的輪郭、多義図形(ルビンの盃)など、いろいろな錯視に挑戦しています。

錯視がちゃんとでるかどうか、どきどきしながら作業を行いました。作成後にちょっと引きで作品を眺めたり写真に撮ったりすると、思っていた以上に錯視が生じていて、平行なはずの横線が歪んで見えたので嬉しかったです。お菓子ならではの難しさ(大きさの個体差など)もありましたが、同じ形のものを選別したり、並べ方に工夫をしたりして、とても楽しかったです!かわいい作品ができて達成感を抱きました!

作成場所から撮影場所に移動する際、せっかく苦労して作った錯視が一度崩れてしまい、もう一度作り直すといった苦労もありましたが、様々なお菓子を使ったり、背景の色にもこだわっていたので、ビジュアル的にも可愛く、吉田ユニさんの作品っぽい感じがして素敵でした。

錯視をつくる道具としてお菓子を見たことがなかったので斬新な体験でした!実際に作ってみると、お菓子は思ったよりも規則的な形をしており、錯視を取り入れて創作物を作る楽しさを感じました。錯視は授業で何度か学んだことがありましたが、お菓子で実際にやってみるのは初めてだったので非常に楽しかったです。実際にやってみて、真っ直ぐだと思っていたものが少し歪だったり、丸だと思っていたものが綺麗な丸ではなかったりと、普通に食べているだけでは気が付かない発見がありました。写真映えや可愛さと錯視の分かりやすさを両立させる難しさも感じながら、見えやすさや分かりやすさをいろいろ工夫して、映えも意識してがんばりました!このお菓子とこのお菓子でこの錯視が作れそう!と考えたり、こうしたらもっと上手くいくのでは?と意見を出し合いながら錯視を作っていくのが楽しかったです。

錯視を作って撮影した後は、みんなで錯視に用いたお菓子を美味しくいただきました!錯視の製作中は甘い匂いに包まれていたので、最後に食べることができ嬉しく思いました。集中して錯視作りに取り組んでいたので、甘いものが疲れを癒してくれたように思います。

錯視に愛着が湧いてきて食べるのがもったいないと感じたりもしましたが、自分たちがさっきまで作品として扱っていたお菓子を、作り終えたら食べるという「お菓子で錯視」の醍醐味を体験できたように思います。

お菓子を食べながら色々な話をすることができて楽しかったです!これからの活動でさらに仲を深めたいと思います!

関連ページ