1年生が初めての心理学実験を行いました

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心理学実験Ⅰは、心理学科の1年次必修授業です。とにかく大変な授業だという触れ込みと共に、上級生になっても思い出に残る授業になっているようです。コロナ禍でも実験Ⅰの授業は、状況に合わせて対面授業を継続実施してきました。今年度も感染対策を行い、対面授業を行っています。

毎年大学院生がTA(ティーチング・アシスタント)として履修生の皆さんをサポートしてくれています。先輩たちもみな心理学実験Ⅰを学んできました。

昨年度は初めから3グループに分かれて実験が進んでいきましたが、1番初めの実験は、全員同じものが良いだろうということで、今年度は第1回目の実験は全員で「Stroop効果」について実験しました。初めに全員で説明を聞いた後、実験環境を確保するために3部屋に分かれました。

各教室で二人一組になり、実験を開始!

刺激のカードの提示の仕方や記録用紙について注意するようTAさんから声を掛けられます。実験手続きとしてカウンターバランスをとることも重要ですね。4つの条件を実施する順番を一人一人ランダムに変えています。

グループに分かれて、2人一組で実験を行っている様子

今回の実験のように「文字を読む」「色名を答える」という簡単な課題でも、情報が干渉しあうと難しくなってしまいます。実験を終えて「つかれた・・・」と感じた人も多かったのではないでしょうか。

 

これから1年間、周囲の人と協力し励ましあいながら、みんなで実験Ⅰをやって参りましょう。淡々とコツコツ進めていきましょうね。

 

以下は受講生のみなさんの感想の抜粋です

  • 思ったよりも難しく、想像以上に惑わされたことに驚いた。実験参加者の役割はとても疲れた。

  • ゲシュタルト崩壊し、読める漢字が読めなくなった。

  • 被験者に、慣れや疲労、集中力、周りの音が影響していた。

  • 実験者としての難しさが分かった。実験する側は被験者が落ち着いて実験にのぞめるようにすることが必要だと思った。緊張したが楽しかった。

  • 正確なデータを取ることが難しいと分かった。

  • 初めて心理的な実験をして面白かった。また、考えていることと発言することが食い違い、多く間違えてしまった。これが心理的に関係していると思うと興味深く感じる。他の人の結果もすごく気になる。