心理学実験Ⅱ ある日の授業風景

心理学実験Ⅱでは、発達心理学実験、質問紙法、認知心理学実験、心理査定を4人の先生から学びます。こちらでは心理査定の授業風景をご紹介します。
心理査定の授業では、「YG性格検査」「HTPP」「内田クレペリン検査」という3つの心理検査を体験します。今回は学生さんにお願いして、「YG性格検査」を実施している様子を撮影させてもらいました。
YG性格検査は、パーソナリティ検査の中でも質問紙法と呼ばれる手法をとった心理検査です。受ける人は120項目からなる質問事項に、「はい」「いいえ」「?」で回答していきます。
120項目と聞くと「随分たくさんの質問に答えなければいけないんだな…」と思われるかもしれませんが、実際授業でやってみると15~20分ぐらいで終わる方が多いです。
YG性格検査からは、ご自身がどのような性格か、情緒が安定しているか、どのような対人関係をもちやすいかといったことがわかります。
検査結果に「そうだよね」と思う部分もあれば、「全然違う」と思う部分もあると思います。心理検査の結果は絶対的なものではありません。検査を受けた時のご自身の状態や環境、その後の成長で、結果は変化していくものだと授業内ではお伝えしています。
心理検査の体験後はそれぞれのレポートを書いてもらいます。検査を受けて結果を知るだけでなく、レポートとしてまとめる作業は、「自分がどのような性格をもっているか」という点に向き合う必要があるため、大変だと思います。
ただ、今後ご自身がどのような職業につくかを考える面でも非常に役立つと思いますので、ぜひ頑張ってください!