在学生による卒業生インタビュー

1995年度 心理学科卒業 言語聴覚士M.K さん

心理学に興味を持ったきっかけはなんですか?

正直に言うと、具体的で立派なきっかけは特になかったと思います。単純で恥ずかしいですが、人の内面を学問として学べるという好奇心と、何か人を対象にした専門的な職業につきたい、それなら心理学がいいのでは、と考えて選びました。

お仕事の内容、やりがいを教えてください!

現在は言語聴覚士として、小児の発達障害などを中心に、相談業務をしています。お子さんの言語課題への直接的な働きかけとともに、医療や福祉、教育といった広い分野の方たちと相談しながら、お子さんにとってのより良いコミュニケーション方法を考えます。お子さんの笑顔がやりがい、といえるいい仕事だと思います。 また、年齢を重ねることや、出産や介護などの経験が、仕事の邪魔どころか学びになるのも魅力的なところだと思います。

現在のご職業に就職された理由はなんですか?

大学で様々な心理学を学ぶ中で、学習や言語というものにとても深い興味を持ったからです。就職氷河期の卒業だったので、大学で学んだ心理学を生かせる、資格のある専門職ということもありました。

在学中、好きだった授業はなんですか?

心と身体は切り離せない、ということを切実に感じられた知覚心理学や生理心理学が好きでした。また、心理学の実験演習は自分の反応をレポートで考察するのが、複雑ながら楽しかったです。

在学中、特に力を入れたことはなんですか?

担当の先生には笑われるかもしれませんが、卒論の実験です。出来はともかく、試行錯誤するのは楽しかったです。

心理学科の後輩へメッセージをお願いします!

仕事を始めると、あの授業をもっとちゃんと聴いておけば、勉強しておけば良かった!と思う場面がたくさんありました。長い夏休みも同様に、もっと有効な経験として生かせば良かった、と思います。そして今でも学生時代の経験や友人にたくさん励まされます。欲張って楽しい学生生活を送ってください。

Feb, 2022

※内容はインタビュー当時のものです